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SOUND WARRIOR SW‑HP100 セミオープン型リスニングヘッドホン レビュー

特徴

・業務用を思わせる渋いマットブラック仕上げ

・約220gの軽量設計で長時間装着も快適

・セミオープン型ならではの空間の広がり

・SW‑HP300と共通デザインだが、音色傾向は別物

・ケーブル着脱・イヤーパッド交換対応で長期使用可能

以前紹介したSW‑HP300と同じく、セミオープン型の廉価モデルSW‑HP100をレンタルして試聴しました。 SW‑HP300はネイビーでロゴが金色、SW‑HP100は黒でロゴが灰色。色以外は見た目の差はほぼありません。 上から撮った写真では、密閉型も含めて違いはほとんど分かりませんでした……。

廉価モデルということで期待値は低めでしたが、実際に聴くと想像以上に音色が異なり、良い意味で驚かされました。

スペック一覧

形式セミオープン型(セミオープン・エアー・ダイナミック型)
ドライバー40mmダイナミック型
インピーダンス38Ω/1kHz
感度98dB/1kHz,1mW
再生周波数帯域10Hz~35kHz
質量220g(本体のみ)
コード長1.2m(付属:2.5mケーブル)
付属品Φ3.5mmステレオミニプラグケーブル、6.3mm変換アダプター
価格目安14,000〜16,000円(2025年8月時点)

デザインと装着感

SW‑HP20‑B/SW‑HP300と共通の外観で、光沢を抑えたマット仕上げ。業務機らしい落ち着きと堅牢性があります。

側圧は適度で、イヤーパッドは薄めながらMDR‑CD900STより若干厚く、耳あたりは柔らかい印象。軽量設計と合わせて、長時間のリスニングでも快適です。

音質傾向

視聴環境

・FOSTEX HP-A8MK2

・リファレンス SONY MDR-CD900ST SW-HP300(比較)

・カバーはyoutube オリジナルはSpotify

SW‑HP300の廉価版という先入観からあまり期待していなかったのですが、音色はそもそも異なりました。低域の量感は控えめですがタイトで、セミオープン由来の空間の広がりもあり、全体にすっきりしています。

MDR‑CD900STと比べるとややウォーム寄りで、SW‑HP20‑Bに空間の広がりを足したような音場。ただし定位はやや曖昧になります。 インピーダンスや感度は多少異なるものの、同じサイズのドライバーで外観や素材も同一ながらキャラクターは明確に異なると感じました。

聴き比べ

カバー曲: DAYBREAK FRONTLINE

🎵 DAYBREAK FRONTLINE/音乃瀬奏

透明感ある高音とエネルギッシュなバンドサウンドが魅力の楽曲。Aメロの繊細さからサビの迫力まで、設計思想が音に現れます。

SW‑HP100 低域はSW‑HP300より量感が控えめながらタイトでスピード感があり、ドラムキックやベースの輪郭が引き締まる。高域は伸びやかだが刺激は少なく、左右のコーラスが広がる一方でボーカルは空気感にやや溶け込み、マイルドで聴きやすい。定位は少し曖昧だが軽快なまとまり感。

・SW‑HP300 厚みのある低域と包み込むような奥行きのある音場。サビの開放感が大きく、ボーカルはふんわりと前に出る。高域は丸く穏やかで刺激が少なく、長時間でも疲れにくい。音の分離よりも空間のスケール感と没入感を重視。

・MDR‑CD900ST 音の輪郭がさらにシャープで、細かいニュアンスまで拾いやすい。ハイハットの金属感や小さな音まで聞こえるが、全体はややドライでモニター的。

オリジナル:さくらみこ さくらかぜ

さくらかぜ/さくらみこ 🌸

桜が舞う春風の情景を背景に、“別れと新しい始まり”を描く穏やかなテンポのバラード。アコースティックギターやピアノの柔らかな伴奏と、息遣いまで感じられる歌声が印象的です。

SW‑HP100 低域はタイトで過剰に膨らまず、アコギのストロークやピアノのアタックが粒立ち良く響く。ボーカルは適度な距離感で前に出すぎず、セミオープン特有の抜け感がスッキリさを感じさせる。楽器の位置も把握しやすく、整理された音場が曲の清々しさとよく合う。

・SW‑HP300 低域はふくよかで温かみがあり、伴奏全体に厚みを与える。みこちの声色が柔らかく空気感と溶け合い、包み込まれるような響きに。横にも奥にも広がる自然な音場が、余韻と情感をたっぷりと引き出す。

・MDR‑CD900ST 音場はコンパクトながら輪郭が明瞭で、細部まで克明に捉える。背景で鳴るベル音がサビで手前に広がり、旋律を際立たせる。全体はドライだが、そのぶん演奏や歌詞の細やかなニュアンスを分析的に味わえる

総評

SW‑HP100は、SW‑HP300とは狙いが異なる一本です。低域は量よりタイトさを重視し、セミオープン由来の抜けと広がりで軽快に聴かせます。外観や構造は共通でもキャラクターは別物で、選択は価格差ではなく好みと用途で決めるのが自然。価格は14,000〜16,000円程度でレビューしたSOUND WARRIORのヘッドホンでは手にしやすく、リケーブル(バランス対応)とパッド交換で長く運用できます。

向いている人

・SW‑HP300の包まれるような音より、軽快さ・スピード感を重視する方

・セミオープン特有の音場の広がりと抜け感を求める方

・MDR‑CD900STのドライさを少し和らげたいが、解像感はある程度保ちたい方

・リケーブルやパッド交換など、運用面での拡張性を重視する方

Amazonはやや高めで、サウンドハウスやヨドバシカメラがポイント込みで最安値。楽天市場もポイント条件次第で同等価格になります。

SOUND WARRIOR製品はレンタル可能で、1台目は7泊8日1,800円、2台目以降は300円。HP‑20やSW‑HP300と同時レンタルでの比較試聴も面白いです。 ※8月23日時点では在庫がなく、HP‑20‑Bが掲載中。在庫があれば「rental‑SW‑HP100」で検索すると表示されます。

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